ヤマハ TW200

私が、大学卒業した頃に発売になった車です。10年たってもそのままの仕様で世に残っておりました。このあたりがヤマハらしいと思うのでございます。非力な16馬力ですが、このエンジン、私が学生の頃は250クラスを追い回せるといわれたXT200のエンジンです。構造は、ホンダのカブ系エンジンを大きくしたようなもので、慣らしが終わって後、ポート修正・燃焼室修正(何故か鋳込みの湯口らしきバリが燃焼室頭部に)等、小細工を加え、元気になりました。
マイペースでオフを走るときの扱い易さは天下一品かもしれません。乗りやすい>アクセル開けられる>車安定する>もっと楽しいかも。

見た目ほど砂地は無敵ではありません。どちらかというと2サイクルの200くらいでパーンと走った方がいいのですが、砂地や沼地や怪しい水たまりをそろそろと抜けたり、こぶし大の石がごろごろをとことこ走るにはいいかも。路面を必要以上に掘り返さないでそこそこのグリップが得られる、これがどういう意味かわかる人にはおもしろいかも。
なんといっても低いシート。
このバルーンタイヤが砂で圧倒的に強いわけではないのですが、低回転らしっかりトルクが出るエンジン、いくらでも足が届くシート、取り回しやすい車体サイズなど、楽しく走るには4サイクル200というのは案外おもしろいのです。
(何もTWに限らず、スズキのDFやジェベル、当然セローも、その面白さを再発見しました)

仕事がちょっと早めに終わった日に、とことこと近所の河原へでかけ、コーヒー沸かしてぼんやりするのにちょうど良い車。

しろくまさんの追加加工

  ワイズギア製フロントディスクブレーキキット装着の巻


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