ヤマハ セロー250



購 入までのいきさつ・・・
ヤ マハのWR250をずっと気に入って乗って居たのですが、シート高の高さが乗り降りでしんどくなり、満タンでの航続距離の短さから社外の大容量樹脂タンク の交換も考えては耐久性に難点があったり、山間部でハイオク給油が難しかったりで、そろそろ少しおとなしい車種に乗り換えようかとも考えていました。
候 補は、ヤマハのトリッカー250、TW225、ホンダのCRF250、そしてセローだったのですが、コロナの影響でCRFの新車の入手は幻の様な話です し、TWはたいていの中古がロングスイングアームのスカチューンされていて補修パーツもそろそろ欠品が多かったり、トリッカーもセローも程度の良い中古は これもコロナの影響でWRの新車より高価だったりと、市場がわけのわからない状態でした。

セローの程度の良いものも時々お店に入ってましたが、いまいち購入に踏み切れずにいたのですが、お世話になっているお店のお客さんが乗っていた素性のわか るセローが中古で入荷し、お店の強い勧めもあり乗り換えを決めました。

足がどこでも届き乗り降り自由、レギュラーでいい、タンクでかい、が決めてでした。
爺さんになったので、30馬力が18馬力に変わる事は大した問題では無く、魔法の絨毯の様なWRの脚とフレームには未練がありましたが、コース走るわけで は無いので自分が乗るのはもったいない気もして決断しました。

免許取って40年以上経ちますが、オフロードバイク(デュアルパーパス)が手元に無かった時期はなく、2スト200から4スト400までいろいろ乗ってき て現行セローが非力なのは分かった上での購入です。

WRで使っていたショーライのバッテリーとETCはそのまま移植してもらいました。





乗り始め

ETC は前オーナーさんの時は一体型の物がハンドルバーに付いていたのですが、WRで使っていたアンテナ別体型と入れ替え。
ア ンテナはライトカウルの内側にメーターケースに固定。ETC車載器は工具の位置に置くのが多い様ですが、工具袋積めないのも困るので、左側の書類入れに移 動。
書類はビニール袋に入れてシート下に吸入口塞がない位置へ置きます。
USB 端子は最初から付いてました。
キャリアが無かったので別途購入で追加。GIVIのベースマウントも付け、買い物にも撮影散歩にも使えます。

お店で換えた方がいいかもと言われたフロントフォークのスプリングはDRCの物を入手しましたが、とりあえずノーマルで様子見。
バッテリーは定評と実績のショーライです。

実際乗ってみると、ステップとシート座面が近いので、膝の曲がりは大きめですが、KLX125と大差無いといえばそうです。
気 になっていたパワーは、WRやDR400と比べる方が無理な話ですが、中低速のトルクがしっかりあるので、だらーっと流すときは6000回転以下くらいだ とWRよりレスポンスがあり元気です。
車重も130前後とWRと大差無いのですが、スリムで素直な車体と大きなきれ角のハンドルも含め、非常に軽快。WRのどの様な方向からの衝撃も何ごとも無 いように通過する性能はありませんが、気持ち良いです。
高回転でもWRほど硬質な振動はありません。最初からSP忠男のパワーボックスが付いていたのですが、この影響もあるかもしれません。

高 速道路の性能は気になっていましたが、ごく普通の4サイクル250トレールとして十分な性能です。
リ ターンの方やオフ車の経験の少ない方には接地感が薄くタイヤからのノイズも大きく感じられますが、普通に車について走るには全く問題ありません。
回 せばそれなりに走ります。
遠 い昔に乗って居たXL250Rより遙かに高速性能は高いですし、TWの様に高速の登坂車線で頑張る必要もありません。

航 続距離も140㎞少々でお腹空いたランプが点くWRに比べれば、オフツアラー並みの航続距離です。

と りあえずフラットな短い林道も走ってみましたが、タイヤの接地感もしっかりしていて、するするとトルクがしっかり出てくれて、非常に走りやすいです。
ペー ス高めでジャンプするような場面だとWRの方が有利ですが、車の通る林道ではセローが正解と思います。フロントも簡単に浮きます。
目 吊り上げず、林間散歩や撮影で林道走るには非常に良く出来たオートバイです。

正 直、セロー225が発売になって以来、オフ入門用・一部の特殊なマニアの腕と技量でツーリングトライアル用と思ってましたが、ちょうど良い具合の単車で す。

 

このセローもソロツーリングと、とことこ林道遊びがテーマですので、キャリアと箱のマウントは付けます。
セローファイナルのリアフェンダーだとフェンダーレスキットも必要ですが、90年代トレールに近いリヤフェンダーデザインな ので、背中に泥水が舞い上がる事も無くまとまります。
とりあえずハンドルは純正の鉄のままで、サイズ確認して社外ハンドルに換えるなりします。
グリップヒーターは中距離ツアラーとしては必須なので、ハンドルが決まり次第装着。
工房きたむらの傑作クラッチスプリングリテーナーも入手してますが、納車時にオイル換えてくださっているので、もう少し乗っ てから交換予定。

シートはそれなりですが、ヤマハのツーリングシートに換えるか、シートコンセプトのウレタンと表皮に交換するか、もう少し考 えます。
おっさんの散歩用なのでマフラーは静かであることが優先。

セローでツーリングとか考えたこともなかったのですが、この出来だとのんびりソロには最適かもしれません。
還暦過ぎて良いオートバイに出合えました。









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