ホンダ モンキー125 JB03


購 入までのいきさつ・・・

AB27 のモンキーが生産終了となり、排ガス規制だABS装着義務だとミニバイクには厳しい状況になりました。
小 排気量のレジャーバイクというジャンルがほぼ消えてしまい、高性能なものか安価な物が求められる時代です。

も うこういうミニバイクは出ないだろうと思っていたところ、12インチのモンキーが発表されました。
グ ロムが既にありましたので、わざわざ2本ショックでモンキーの拡大コピーのようなものと思ったり、リヤフェンダーからテールランプの雰囲気が
8 インチモンキーとはかけ離れていたため、当初はあまり興味も湧きませんでした。

こ れが、コロナ禍で原付2種がヨーロッパのメーカーの限定車並みに入手難となり、たまに入ってくるモンキー125の中古を見ても、熊本製作所製の
AB27 と比べると仕上がりがいまいちだったり、ABSが無かったりで、興味はあれど購入には至らず、どちらかというとグロムの中古を物色していました。
中 古に跨がっても、意外にシートが高く、AB27も併用するためどうなのかなと思っていたところ、JB03で5速化とロングストローク化のモデルがグロムと 同じく
発 売になりました。
カ ラーリングはJB02のタンク上下塗り分けの方が可愛く、JB03はウルトラマンぽい塗り分けで・・・
と か思いつつ、気になってはいても正規オーダーしない限りは入荷の予定は経ちません。

お 世話になっているお店で、販売用に予約は取っていても割り当てに当たらなかったり、ホンダの125クラスが軒並み受注停止となり、JB03も次期規制対応 で
ナ イナーチェンジのため受注停止となっていたころに、昔からお世話になっているお店の整備士さんから「来ますよ」との連絡がありました。

も う来ないだろうと、アフリカツインのチューブレス化をした時期と重なりましたが、JB03の日本向け最終生産分が届きました。
(青 が希望でしたが 赤が来ました)(乗ってると見えないですし、見慣れると赤が可愛い)



モンキーとは名が付いていますが、並べるとこれくらい違います。
リヤを2本サスにしたクラシックデザインの丸目ライトのグロムと思った方がいいです。

ホイールも8インチと12インチですし、直進安定性もギャップの走破性も旋回力も段違いです。
タンクがわずが5.6Lですが回しまくってもリッター50キロ割ることはないので、深夜に長距離走ろうと思うのでなければ
十分過ぎる航続距離です。(手前のくまモンキーも4Lタンクですが、エンジン回るようにあれこれしている割に150キロは楽 に走れます)
両者共通で、シートが大きくクッションもあるので長時間走行でのお尻の痛みはほとんどありません。しかも125版は座面とス テップまでの
距離も十分あり、長時間走行で腰が痛くなることもありません。
なんだかんだと強化クラッチを入れているくまモンキーから比べると、125のクラッチは鼻歌で楽勝。
ヘルメットホルダーが使いにくいという意見もありますがジェットタイプを使う限りは問題ありません。付いてるだけましです。


多少好みに合わせて変更したところ

グ リップヒーターは 最初からホンダ純正を付けました。

リ アキャリアは本体が来る半年以上前からキタコのもの(公表の最大積載重量が一番無難)を付けました。
GIVI のトップケースのベースを付け、他の2輪と箱は共有します。8インチモンキーでは37Lのケースは厳しかったのですが125はしっかり付きます。

リ アショックは私の体重では(重いので)純正では少し弱いようでしたので、キタコのプリロードが調整できるシンプルな物に換えました。
ダ ンピングまで考え始めるとナイトロンだオーリンズだになりますが、あまり本気だとかわいげがないので後々考えます。
フ ラットダートでも全く問題ないのでこれくらいが良いのでしょう。フロントは純正で問題無いです。(舗装路がんがんだと少し締めた方がいいかも)

ス クリーンは無い方が可愛いのですが、寒い時期のツーリングでは在った方がいいのでZETAのアドベンチャーシールドを付けました。
積 載性考えるとフロントキャリアがあったほうが可愛いのですが、共存はできません。

マ フラーは本体が来る前から武川のスクランブラー風(単気筒エンジンなので排気口2本の必要はないのですが)が格好良いので決めていましたが
慣 らし終了後に付け替えてみると、これが爆音。
JMCA の政府認証マフラーなのですが、規制値ぎりぎりの感じで、しかも排気口が搭乗者に近いので長時間だとけっこう耳に来ます。
ト ンネルでの反響音はそこまで大きくないのですが、乗ってる人間が面白くない。

手持ちのアルミ丸棒の切れ端を削って

バッ フルを追加しました。元の内径23ミリに対し17.5まで絞っています。これでKLX125のデルタバレル4Sと同じか少し静か。

武 川オリジナルでは上は元気になりますが低中速のトルクが少し下がる様に感じるので、良い具合です。

純 正にはいつでも戻せます。

キ タコのフォグランプは山の中や霧用。ナックルガードはKLX125で以前使っていた簡単なもの(寒さ対策と立ちゴケ時のレバー保護)

武 川のマフラーだと、純正のヒートガードがそのまま流用できます。

クランクケース下でエキパイがとぐろを巻かない ので底突きは多少安心ですが、クランクケース底面がそこまで強くないという話もありますので

アンダーガードが在った方が安心ですが、この状 態に合う物はいまのところありません。純正で履いているビーラバーのブロック風タイヤはこういう路面でも意外に頑張ります。ダンロップK180やIRCの ブロックの方が良いのは当然ですが、舗装路も考えると丁度良いのかもしれません。

本気のオフロードバイクではありませんがモン キーは本来ミニトレールですのでこういう場所では元気です。速さは腕次第ですが、挙動が安定していて足べたべたに着いてエンジンも下からぐいぐい来るの で、クランクケースの下だけ気をつければフラットダートなら楽しく遊べます。

実はモンキー125が面白いなと思ったのはディ スカバリーチャンネルか何かでモンキー125でダートも長距離もとことん走る企画の番組を見たからなのです。

高速道路に上がれないという125のネックはあ りますが、このホイルベースの12インチで高速道路はあまり走りたくないですし、下道なら延々と走れ大型ツアラー並みに身体の負担が少ないというのは、下 道ツアラーとしては意外なポテンシャルがあるのかもしれません。慣らし終了後にいつものグループで1泊ツーリングに行きましたが、ほとんど疲れず登りで非 力なためたいぶ足引っ張りましたが、快適に走れました。

2022年11月末の段階でJB03に対応した ハイカムやサブコンは出ていませんので現在の仕様でとことこ走り回るのが無難なように思います。









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