ホンダ CRF1000L アフリカツイン


購 入までのいきさつ・・・

RD07 の アフリカツインを手放し、でも結局スズキのVストローム650を愛用していました。
海外で非常に定評ある車で、ソロからグループツーリングから何処までも走れる頼りになる控えめな愛機でした。

その間もアフリカツイン復活の噂はありましたが、V4では何か違う(R1250GSと同じ方向ならそうなりますが)様な気もあり
もう流れが変わったのかと思って居た頃、ホンダが泥まみれのコンセプトモデルを出してきました。
V2を捨て並列2気筒となりましたが、ホンダがこうするには何か意志があると思い楽しみにしていたところ、CRF1000Lという形でアフリカツインが蘇 りました。
とはいえ、Vストロームも非常に馴染んでいたのですが、国内発売開始が始まり、ドリーム店でDCTモデルを試乗させてもらったところ、XRV750の気に なっていた部分が全て解消されたまさにアフリカツインでした。

という事で、RD07時代の思いが爆発し、発注。実際はここまでのツアラーが必要な環境では無いのですが、インパクトは強烈でした。
2016年3月初旬の段階で既に納期は未定。夏頃の予測でした。
この後、思いもしない熊本の震災があり、大津町のホンダ熊本製作所が大きな被害を受けました。納期どころか2輪生産自体も先が見えない状況で、先に届いて いたオプションパーツを見ながら工場の復活を待っていたのです。

ということで、9月末にアフリカツインがやっと届きました。





乗り始め

V ストロームと比べ排気量もパワーも段違いですが、車重は思ったほど違いません。車体の大きさは車庫の中でむしろCRFの方がコンパクトにも思えます。
DCTモデルですので(シフトペダルのスイッチは自分で取り付けましたが)慣れるまではかなり勝手が違います。
しかし、Dレンジでお任せモードでもフォルクスワーゲンで馴染んでいる制御と同じく(むしろホンダが2輪では先行)非常に違和感の無い細かい制御を行いま す。
意図的にコントロールする場合はマニュアルモードを使えば良いので、だらーっと流すときのDモードはこれで良いと感じます。
まだ慣らし段階で、フラットダートをほんの少し走っただけですが、前輪21インチの挙動は19インチよりやはり優れています。
ステップに立った場合でも、RD07はタンクの幅が膝に干渉していたのですが、CRFではごく自然なポジションが取れます。
Vストロームもそれなりにスリムでしたが、シート幅自体が圧倒的にCRFの方が細く違和感ありません。
タンク容量はラリーレプリカというには少ない18Lですが、最新インジェクションで燃費は良く、航続距離としては問題無いと思います。
RD07はタンク前方がエアクリーナーに場所を取られていましたが、並列ツインのメリットはあるようです。

ハンドル回りのスイッチ類が多すぎるのが気になりますが、これは今時のオートバイです。

純正パニアケースも収まりが良く、社外ケースでマフラー側が広くなることも無く、使い勝手は良好。
トップケースはVストロームで使っていたスズキマークの入ったヘプコ&ベッカーをマウント買い足して使っています。

ヘルメットホルダーはRD07でも重宝したスズキ汎用パーツ。

チューブレスタイヤでないのが少し気になりますが、タイヤサイドを損傷した場合はチューブの方が修理できます。

RD07以来しばらく離れていましたが、紛れもないアフリカツインの復活です。




ヘプコ&バッカーのラジエーターガードを付けました。立ち転け程度でラジエーター潰さないためです。作りを気にする場合はホンダ純正が良いかも。
ツラーテックさんのパーツをあれこれ頼んでいたのですが、日本へなかなか入って来ないと思ってる間に本社が変な事になったようです。
後からDCTガードとステップが届きました。(ステップは別のワイドに変更済み)
画像は京都一泊団体ツーリング時のものですが、基本的にトップケースがあれば用事は足ります。パニアの出番は滅多にありません。
シートは純正のままで特に気になりません。(そのうち換えると思います)
タイヤは純正のままですが、砂利程度なら何ら問題ありません。21インチのおかげです。細いタイヤですが舗装路でも目一杯ブレーキかかります。
タンクがRD07やVストローム650に比べ小さく、航続距離が長大というわけではないのですが、その分スタンディングで邪魔にならず燃費もそこそこ良いので グループツーリングで一人だけ燃料残量が気になるという事はありません。

DCTは慣れると楽です。疲労時の負担が圧倒的です。
PeOさんのクロモリ製高精度アクスルシャフトに交換しました。フロント用に特殊なコマが必要ですが、古いBMWと同じフォークのボトムで締める形式ですの で、車載工具だけで実際は作業できます。純正アクスルシャフトは噂通り何の油分も塗布されていませんでした。

ウインドスクリーンは純正の高さのあるものも入手はしていますが、標準スクリーンで何も問題ありません。良く出来ています。
DCTモデルはスイッチボックスのスイッチやレバーが少し多すぎます。

どこにでも行けます(⌒∞⌒)





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