ホンダ モンキー AB27 (くまモンキー)


購 入までのいきさつ・・・

学 生時代、ホンダゴリラを知り合いの自動車整備工場(その昔ホンダの中国地区総代理店だった工場)で中型二輪免許を取得した後に72CCで組んでもらってい たのを愛用していました。
キャブもエアクリーナーもマフラーも完全ノーマルで、メインジェットやニードル(テーパー比換えたのも数種試しました)を散々調整しましたが、とりあえず 60㎞くらいで走れる仕様でした。
その後、モンキーBAJAを衝動買いし遊んでいたりましたが、年取って手が伸びなくなっていました。

そんなとき、排ガス規制で一時期消滅していたモンキーがAB27のインジェクション仕様で復活。
それでもなかなか手が出ませんでしたが、くまモン仕様の発売を知り、妻の後押しもあり(くまモンが乗れるのだからあなたでも乗れる)相当早い時期に入手し ました。

2.6馬力だったモンキーもBAJAの頃からカムシャフトがボールベアリング支持になっていたり、さらにFI化でほぼ一発始動、負荷かかってヒート気味に なってもキャブのように煮えず使い勝手は格段に良くなっていましたが、50ccでは制限速度やら登坂力で限界があり、前後サスの交換やタイヤをミシェラン の8インチスクーター用に替えて楽しんでいました。




88CC化

50 でそこそこ楽しい足として使っていましたが、やはり制限は大きく、いい年して原付の速度違反で捕まるのも恥ずかしく、いろいろ考えて武川のキットなら焼き 付きはほぼ無いとの助言もいただき、FIモンキーの88CC化に着手しました。

組み替え前に、クラッチの大容量化はしていました。
武川のSステージの88CCキットはほぼ必要な物が揃っていますし、模型飛行機用の4サイクルエンジンのメンテから考えれば組み替え自体は楽勝の作業で す。
当初、ノーマルマフラーで組み、キット推奨の乾式エアクリーナーはパワー出るのは分かっていましたが、雨天時が心配でノーマルエアクリーナーは温存。
これでもそこそこトルクフルで面白かったのですが、そこからいろいろ手を入れて現在に至ります。

ここは外さないポイント
ホイールは8インチ、マフラーは純正と同じアップマフラー、ハンドルはたためる、極端なロングスイングアームにはしない、エアクリーナー温存。ハンドル折 りたたみに付随し、ブレーキのディスク化はしない。
ここは守ります。ここ外すとモンキーでは無くなる気がするのです。

変更点

ホイールはキタコのチューブレス仕様のアルミホイールに交換し、タイヤは友人が勧めるダンロップTT100(チューブレス仕様があります)
今時スクーターのセミスリック風は似合いません。(おっさんのこだわり)

フロントフォークはデイトナのカートリッジタイプのオイルダンパーに50時代から交換。ノーマルはスプリングだけなので、弾み始めると収拾が付かず転けま す。(何度もゴリラで転けました)

リアショックも地味なデイトナの調整式に交換。

スイングアームはGクラフトのアルミ製(2センチ延長)(フェンダーとのクリアランスがこちらの方が自然、いきなりウイリーの防止)走行中のよじれが少な く、リアハブのベアリングが長持ち。

ステップは純正ゴムが楽ちんですが、加重したときに変によれるのでアルミ製に交換。これで走行中にステップに立ってもふらつきません。

ステップ交換に伴い、ブレーキペダルの高さが変わるので、ねじ山をインサートで作ってビス調整式に加工。

武川製Sステージボアアップキット、これに付随し、控えめなオイルクーラー、大容量ポンプ、強化クラッチ(ディスク枚数増)

当初純正マフラーでしたが、武川の触媒付き認証ステンレスマフラーに交換。

エアクリーナーBOXをあれこれ加工(詳細は秘密)

ホイルハブやブレーキパネルもアルミホイールの銀色に合わせ、くまもんきーの朱色から銀色に変更。

2017年になって、メーターを純正が好きでしたが60㎞以上がすごく曖昧なので武川のLCDメーターに交換。
(タコメーターのパルス拾い配線で難儀しましたが、後に点火コイル一次側から直接信号取る配線に変更し問題解決)

メーター交換に伴い、純正の燃料警告灯を取り外し、2種登録で不要になった速度警告灯ランプを燃料警告灯の配線とつなぎました。
武川のメーターは内部に燃料警告がありますが、ランプがじわっとアナログ的に点灯する方が慌てません。

ライトはマルチリフレクターが大嫌いなのですが、純正は左右への光の配分が少なく、真っ暗な田舎道で慌てたことがあり、マルチリフレクターに交換しハロゲ ン球使っています。
LEDランプも対応品ありますが、ヘッドライトケースの中が満杯でヒートシンクの放熱の余裕がありません。

武川のFI-CONが2型に変更され、大容量インジェクターと一緒に交換。
(推奨設定で適合する物が無く、ちょっと時間かかりましたが、調整できました。気持ちパワー増え、燃費はむしろ向上)
(これに付随し、リアスプロケットを数種交換してはテストのくり返し、28Tが使えるとハブダンパーが仕込めますが、28では多すぎました)

仲間内の原2ツーリングに合わせリアボックスも付けてしまいました。



一般道で普通の車の流れについて走るには何も問題ありません。それなりに元気よく走り、足も良く動くのでスイートスポットはすごく狭いのですが旋回性も悪 くないのです。シートが快適なので意外に長時間も楽。
フロントのスプロケットが17枚が入ればリアも歯数増やしてハブダンパーも組めますし、スイングアームにチェーンがあたることも減りますが、しばらくはこ の仕様で楽しみます。

大容量インジェクターに交換し、サブコンを交換後回転リミッターの上限が広がり、10500回転くらいまで回りますが、ゆっくりした流れに合わせて走れば 郊外でリッター60㎞くらい走ります。
爆音は論外。田舎道も淡々と走れてチューブレス化でパンクも少し安心な良いおもちゃです。



武川製TAF5速ミッションその他組み込み
2019/10/16









(c) p-bear@ba2.so-net.ne.jp