工房しろくま


小型電動飛行機の部屋



Chubby Lady (フライングスタイロキット)

 モーター:マブチRC280 クラス同等のもの
 バッテリー:7.2v 270mah (京商製)
 受信機:JR R500
 サーボ:JR ミニサーボ (送受信機とセットでK&Sから出ているもの)
 アンプ:RCライン 20A


アサミさんなどから輸入されている機体です。写真で見るのと実物ではかなりイメージが違います。
私も実際に飛ぶのを見るまであまり興味無かったのですが、広島のRC119さんのデモ機を触らせてもらい、その直後に箱を持って帰りました。
決してパワフルとは言えないパワーユニットですが、浮力も操縦性も十分すぎるほどです。
こういう飛行機が好きな人にはたまりまへんな。

製作は、簡単なイラストを参照しあっというまに仕上がります。パイロット人形はバキューム成形のもなかを張り合わせますので、ここは念入りに仕上げたいところでございます。今回はトールペインティングに使う水性塗料を使いました。ドライヤーを使って簡単に乾燥ができ、上塗りしても発色が良いのでわりと美しく仕上がります。
私は、仕事の合間に1日で仕上がりました。

 胴体内部
バッテリーは図面に従って主翼の上にホルダーを2ミリバルサで箱を作ってやります。他の作業が終わってからバッテリーを仮に載せ重心位置を合わせて現物あわせで良いと思います。バッテリーはマジックテープで固定されます。
キット指定では250mahの6セルですが、京商のオートバイ用の600mahも使えそうです。
メカハッチは、胴枠にはまりこむ形ですので固定の必要はないと思いますが、ゴムかマジックテープで固定するようにすると体裁が良いでしょう。

サーボは胴体側面にテープで固定していますが、サーボベッドを作って木ねじで固定した方が長持ちするかもしれません。
受信機はサーボの間にマジックテープで固定しています。

パワーユニットは独自の内歯式のギヤダウンです。私の買ったものはメインシャフトの長さが合わず、固定のEリングが純正ワッシャーでははまらないためヒロボーの0.2ミリのシムを使いました。
組み付け前に田宮のセラミックグリスを塗布しておくと良いでしょう。
この機体に、イカルスのパワーユニットを使うとパワフルで効率が良くなる話を耳にしました。
現在は、Robbeから似たような形のギヤダウンユニットがでています。
さらにAPCのスローフライ用のペラも在るようなので、これらで良いマッチングを探すのもいいかもしれません。

 主脚まわり
RC119の小池店長のアイデアで主脚にゴムの補助を付けました。風のある場合は垂直着陸に近いこともしますので、このようなアイデアも有用です。
大きめのタイヤは、センターが出てなかったりしますが、自力で滑走しての離陸も可能でした。
尾そりは航空ベニヤで初めは処理されていますが、少し壊れやすいと思います。私は1.2ミリのピアノ線を先端をカットした物で代用しています。

フライトは非常に軽快です。中翼ラダー機という事を考慮しても良好な操縦性があります。
巡航速度がかなり低いので、風があればほぼ垂直に近い離着陸が可能です。
京商のバッテリーで約3〜4分の非常に静かなフライト。
曲技性能は期待できませんが、ループはなかなか良い感じで可能です。
ヨーロッパモデルオブザイヤー受賞のキットだけの事はありますね。

2000/05/29 (撮影 小池氏 RC119)
ローパスは最高!!
2000/01/29



受信機について・・
この機体は受信機にJR製R500を使用しています。400クラスですとノイズによる誤動作や表示値より低い受信感度のため、トラブルが多少出ているようです。
この機体では極めて飛行範囲が狭く、また280クラスモーターを低負荷で使用するために、重大なトラブルは無く、安定して使えています。

同クラスの手持ちの受信機で、RCラインのSR−4やJETIのREX4等のFM超小型受信機がありますが、これらは何もトラブルなく、安心して使用しています。(これらを使う場合は双葉の無線機で双葉のFMクリスタルを使いますのでより安心です)
最近は台湾のGWSの受信機(PICOやNARO)も安価に入手できます。これらもトラブルの話は聞いていません。GWSのものは専用の小さいクリスタルを使う事が、少し気にはなりますが国内メーカーのOEMもしていますので、問題はないのでしょう。

2000/05/30


スーパームスタング  フェアリーウイング microBipe






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