工房しろくま


小型電動飛行機の部屋



CLIC (クローン版)

 モーター: GWS 50
 コントローラー:スピード5 (GLICはJETI 6A リチウム対応アンプ)
 バッテリー: E-Tec Li-Po 1200mah 2セル (GLICは E-Tec Li-Po 700mah 2セル)
 受信機:Berg 4ch (GWS NARO 6CH)
 サーボ:GWS pico-std *2
 重量:140グラム位


電動機愛好家の方のHPで最近よく見かける痛快な無尾翼機です。
いいな、作ろうかな・・と思っていたのですが、スチロールを切り抜くのに難儀するんじゃないかととまどっていたのですが、日曜大工センターの廃材で簡単なスチロールカッターを製作し、30ミリの発泡スチロール(3*6尺)をほぼ半分ゴミの山にしながらやっと使えなくはない主翼が2組完成し、2日で仕上がりました。

おもしろすぎます。



製作は山のようにCLICを作られている先人の方のHPをご参考にして下さい。私もそうしました。
WINGPRO(模型飛行機用主翼簡易設計フリーソフト)にCLIC用データがマニアの方の好意で公開されていますから、そのデータで主翼切り出しの治具を作ってしまえば、あとはニクロム線と発泡スチロールとの格闘です。

主翼中央部のリブ(ここだけですが)は1.5ミリ航空ベニヤ、翼端のフィンは3ミリスチレンペーパー、エレボンは1.5ミリバルサです。画像を見てこんなもんじゃなかろうかとサイズ決めましたが、エレボンはもう少し大きくても良いかもしれません。
フィンはもっと三角にして前側の面積を減らしてやったり、翼端から後部へ延長してやるほうが安定は良いかもしれませんが、あまり大きくするとスクーターのトランクに入れにくくなります。

受信機は「もう絶対にノイズなんか拾わないぞ!」のBergの4ch(72メガ)です。これはシュルツのアルファ440とか435等と同じ物です。FM受信機の中では格段に信頼性が高いです。
エアクラフトさんから72メガ用が入手できますし、40メガ用はアサミさんが輸入して下さっています。
サーボはGWSのPICO、ちいさければ何でも良いでしょう。

モーターは手元にあったGWS50XCに標準ペラです。(プカジェットで苦労したやつですけど)今のところ私にはこれで十分楽しいです。4035?だったかのもう1サイズ大きいペラをアダプター作って付けてやればもっと良いでしょう。
このモーター、できれば7.2Vで使う方が長持ちします。
GWSのヒートシンクがありましたので、これを付けておきました。
モーターは中央リブに枕を付けてストラップで止めてあるだけです。

バッテリーは手元にE-Tecの1200のリポ2セルがありましたのでこれを使いました。
700で十分と思うのですが、重心位置はこれで丁度だったようです。固定はベルクロだけ。急激な運動ではがれ落ちるという事は無いようです。


主翼は綺麗にオラライトを貼られた機体もあったのですが、失敗しそうで無難に梱包用極薄テープです。
3Mの発泡スチロール用スプレー接着剤を軽くふいた上に貼っていきます。
裏表がはっきりわかる色が無難じゃなかろうかと思います。

以上で完成。無線機以外のコストは500円もかかってないでしょう。\(^◇^)/


フライト
注意書きにあるように、最初は草の深い場所で手投げテストをしていきます。重心は機首から108ミリとの指示に従いました。手投げで大まかなエレベーターとエルロンの癖取りをし、大丈夫ならば立ち上がって・・強めに投げてやり、手を離れてからパワーを入れます。
予めエンコンからエルロンへミキシングをかけておいたのですが、普通に巡航中でトリムを合わせれば問題無いでしょう。

50XCにあのプロペラでこんなに引くんか!!(゚〇゚;) と唖然としてしまいましたが、プーンとすっ飛んでいきます。
明日から台風10号の暴風圏に入り、既にグライダーなら撤収という風でしたが、何事も無いかの様にプーンと飛び回ります。
ピッチ軸の不安定さというのは全くありません。(プカジェットの手でジャイロのかわり・・は何だったんだろ)失速しないわけではないんでしょうけど、少々変な動きをさせても変な失速癖は全く無し。
目の前で延々とロールロールロール、キューバンエイトキューバンエイト、背面背面、背面旋回・・
クラークYなのになんでこんなに普通に背面(しかも当て舵は少しだけ)してます。

面白すぎますです\(^◇^)/
確かにこれならCD−ROMのモーター改造して載せたくなりますね。ジャンク屋さん行ってみようかな。

落ちても惜しくない機体は絶対に落ちない、しかも足下に完璧に帰還する・・・ 実証しています。



今回は標準翼長で作りましたが、グライダー版も面白そうですね。
これならGWSのEDF50ユニット単発でもけっこう飛ぶかもしれませんし、ダクトならパワー入れて手投げできそうです。
EDF40とか30が入ってきたらこれで多発機・・もありかもしれません。

お世話になったHP
DOKのちゅどくしょうじょう
以前リンクさせていただいたDOKさんのHP、ここからCLICに関していろいろリンクがありますので良い参考になると思います。(私もここでCLIC中毒になりましたです)
 中型スクーターならトランクに入ります。
つくりましょう(^∞^)/

2003/08/07


GWS4025ペラ用アダプター

GWSの50XCモーターに4025等のペラを付けるアダプターは、くらふとるうむの高精度な物やGWSのパーツでも入手できますが、試しに作ってみました。(これが成功すればラトルスネイク零戦にも・・)
イモネジは2ミリ(市販では入手が難しいので、テトラのロッドストッパーSS用から・・)で作りました、強度は問題無いでしょう。
モーターのシャフトが5ミリ位しか無い事、手持ちの1.5ミリのドリルがあまり精度が良く無いこと、加工が下手なこと、であまり高精度とは言えませんが、実用上自分で使うならいいんじゃないか・・です。
市販のアダプターにGWSのゴムスピンナーを介して付ける方法が簡単なのですが、ゴムで押し込んで固定のためたまに捻れます。

ヨシオカのワンハンドレッド用のフォールディングプロペラをプッシャーで使う様に加工しても面白いかもしれませんね。

2003/08/08

4025ペラでちょっとテスト
仕事の合間に台風の余波がまだ残る河川敷へ行ってまいりました。エルロンの舵角もちょっと増やしてのテストです。
50XCに4025ペラの組み合わせはユニオン零戦などで非常に相性が良いのですが、大変に元気に飛びます。
さすがにCD−ROMモーター改造機の様にはびゅんびゅんとはいきませんが、私にはこれで十分パワフルです。
速度の乗りは当然ノーマルペラとは比較になりませんが、速くなると今度は遅く飛べる組み合わせでもいいかな・・と欲が出てきます。
くりくり回してハンドキャッチ失敗し目の前に着陸。
モーターの発熱はリチウムポリマー2セルでは何も問題ありませんでした。零戦の場合はカウリングに隠れていますがこれは丸出しですし、あちらはニッケル水素7セルですので、かなり有利です。
割と翼厚もある無尾翼機なのに非常にパワフルに感じます。良い遊び道具になりそうです。

帰宅後久しぶりに父が通っていた地元の無線パーツ屋さんのジャンクに行きCD−ROMモーターを探してみたのですが、そうそうあるわけもなく入手不能。そのかわりマブチのFK180とかキーエンスのギヤダウンユニットに付いているマブチの小さなモーターを・・・大量収穫。FK180むちゃ安!
で・・何につかうんだ・・あんたは・・(-∞-)

2003/08/09(毎日これで遊んでますな)


2号機 GLIC

1号機のテストに気を良くして(もう毒されてますな)翼を延長した(スパン660位)モーターグライダー版GLICです。
当初もう少し翼は長かったのですが、翼端後縁をぶつける事数度、だんだん短くなってしまいました。

こちらはバッテリーにE-TecのLi-Po 700mah2セルを使い、先端部裏面に半分埋め込んでベルクロ止めです。
(完全に埋めてしまうほどの穴を掘ると翼の強度がちょっと危ういかもしれません)
受信機はノイズがちょっと心配だったのですが、GWSのnaro6chを使いました。
垂直安定版は1.5ミリバルサ。被覆はオラライト。
これでバッテリー込み重量123グラムでした。

翼面積拡大と軽量化・・でゆっくり飛んでくれる機体のつもりだったのですが、4025ペラを使い1号機以上に運動性は高い機体となりました。1号機はエレボンの面積が愛好家の方の機体の画像を参考に「こんなもんかな」で決めていたのですが、DOKさんから詳しいデータを頂き、こちらの方がオリジナルのCLICに近いかもしれません。
上昇力は1号機よりはるかにありますが、重心がやや後ろ目のためピッチ軸の安定性はいまいちです。その分縦の運動性もかなりあると言えばありますし、スローフライトも可能です。

当初、EDF50ユニットに使われている回転数の上がるモーターを使っていた(間違って買っていた)のですが、これで4025ペラを回してしまうとかなり焼けてしまいました。通常の50XCの方が普通のプロペラには良いでしょう。
予定ではヨシオカのワンハンドレッド用の折りペラをプッシャーに作り替えて使うつもりでしたが、エレボン幅に合わずこのサイズのブレーキ付きアンプが手持ちに無かったことから今回は見送り。何か運動性の高いちょっと翼の長いCLICになっています。

本来モーターグライダーとしてスロープでも遊んでやろうという目論見で作ったのですが、そのテストは8月下旬の予定です。

表面の強度はオラライトを貼ってやる方が梱包テープより強いかもしれません。

あとはダクテッドファンかも・・・

2003/08/15


JETIからリチウムポリマー対応のブレーキ機能付きブラシモーター用コントローラーが入手できました。
従来は通常の5Aのアンプを使っていたのですが、ジャンパーピンでリチウムポリマー対応やブレーキのオンオフが設定でき、使いやすい(買いやすい)アンプです。
これをGLICに使っています。折りペラは装着していませんが、いままでグライド時にペラがかなりの速度で空転してブレーキになっていたのですが、これが解消され、スロープ遊びや平地のサーマル遊びにけっこう具合良いです。

最近は重い1号機は滅多に出番が無く、GLICをあちこちに同行させています。サーマルでも紙くずが飛んでいくように浮き、スロープもけっこう遊べます。
オラライトで仕上げたため、耐久性も何も問題なく、いつでも遊べる機体になってくれました。

もうちょっと薄翼でSキャンバーの翼型にして、バルサプランクにして・・・ というのも面白そうですが、良い遊び道具です。

2004/07/14






1997-2004 p-bear@ba2.so-net.ne.jp