10月の定例飛行会に参加してまいりました

毎年5月と10月に黒川さんのお知り合いのグループの飛行会に参加させていただいています。例年であれば阿蘇の観光牧場の飛行場で開催されるのですが、諸般の事情により使用ができなくなったため一時心配していたのですが、産山に飛行場がありそれを使わせていただけるということで今年も無事開催されました。

私は当初14日の午後に出発し、日田で前泊という予定だったのですが急用で変更となり15日の夕刻に現地で合流させていただきました。

もう秋なんでしょうか、すすき野原が印象的です。

事前に聞いていたよりも良い環境の飛行場でした。もう宿(内牧の常宿)に移動する時間だったので、とりあえず来る前に仕上がったフライングスタイロのオートジャイロを手投げしてみました。

3m程度の風があったおかげで、手で持っただけでローターは十分な回転となり、そのまま浮き上がっていきそうな感じ。浮力を確認して空中で置くようにリリースするとあっけなく飛んでいきました。風下からの旋回が気になっていたのですが、エレベーターアップに連動してパワーも少し増やしてあると風下のターンも無難にこなしてますが、この辺がオートジャイロ(しかもこういう古典的なスタイルの)の操縦の独自性かもしれません。
しかし・・ 良く飛びます。 プルプルプルと良い音も出ています。

宿はいつもの内牧温泉「阿蘇の湯」、嬉しいことに客室トイレも洋式でウォシュレット完備になってました。広い部屋も宴会&機体製作に貸していただきました。

牧草地の中の飛行場なのですが、10月とは思えない好天に恵まれましてサーマルがぼこぼこ。

阿蘇へ来る前に突貫作業で改装したミニエリプスは残念な事に送信機の設定ミスで大破。(今回唯一の悲しい記憶)
地元のスロープで回収不能となったのに一冬過ぎてパラグライダーの方が見つけてくれて回収もしていただいたリフトオフXXSはハイペリオンのアウトランナーに換装し、真上に向かって加速出来るようになりました。
冬を超す間に主翼が少し捻れたようですが、トリムの修正依頼です。

今回は40サイズの電動複葉機(タイガーモス・ピッツ)を2機積む予定でしたが、参加日数の変更のため、ピッツはお留守番。広い場所でゆったり飛ばすのには大きめ(うちのは40クラスですが)のタイガーモスやカブが楽しいのです。昨年の10月はこれにIOデータの動画カメラを積んでKOBAYASIさんのグレートプレーン90タイガーモスと同時飛行したのですが、今回は地元のデオデオで特価品だった三洋のカメラに変更し、しかもKOBAYASIさんタイガーモスに加えMISIMAさん160ユングマンと同時飛行(しかも途中でSSKさんチップマンクも合流)の画像が撮影できました。
サイズがばらばらですので遠近感も違いますし、巡航速度もそれぞれなのですが、飛行中の機体を後から撮影のはずが団子状態でのパイロンレースになってしまい、飛行場所の景色の良さもありますが、楽しい映像が撮影できました。

90クラスのタイガーモスは低速でもしっかり安定していて、なかなか良いですね。

KANAMEさんはラディナDLGを自由自在にサーマルヒットさせてました。やはりKANAMEさんの目には空気の温度が見えるセンサーが仕込まれているのであります。2日目は80センチの無尾翼だろうが3mのスケールだろうがどんどん吹き上げられる巨大サーマル発生で、皆さん堪能されていました。
低高度ではブラスターでもフラップやや降ろして地道にサーマルに入れるのですが、大きなサーマルならフラップ戻してクルーズモードで飛行速度も上がってさらに上がります。もう空に吸い込まれる様な状況で、首が痛くなって椅子出して飛ばすほどの幸せな時間を過ごさせていただきました。

いつもは寒さと雨がついて回るのに、今年はほんとうに天気に恵まれました。


今回はバンジーのテンション測定用のバネ秤を忘れて、「これくらい?」でやったらコードのリングは飛んでいくわ機体のフックも外れるわでいろいろ慌てましたが、8月の笠岡と人吉の飛行会で不発だったA−4も無事フライト。エルロン2サーボ化でニュートラルもしっかり出るようになり飛ばしやすくなりました。
重量はちょっと増えたのですがTP730バッテリーからハイペリオン800に変更し常にフルパワーかけられるようになり運動性堪能できました。
だいぶくたびれてきてますが、可愛い機体です。

パンサーも5月のハードランディングから復活。中速でもすいすい飛んでくれます。A−4や104の様なパワーはありませんが実機もレシプロと併用の時代の機体なので雰囲気は相変わらず良いです。

104は週末の電動ダクトイベントのため出番は無し(ノ ̄∞ ̄)ノ

最終日は帰りの時間もあってタイガーモスは組まなかったのですが、午前中にAlura投げてるとそこそこサーマル拾って、気づいたトンビが少し遊んでくれました。

今回は大阪のkurokawaさんはハイペリオンの巨大なヤクを製作途中で持ち込まれ、宿で貸していただいた広間で宴会と機体製作・修理で盛り上がりました。
こんな大きなサイズが普通に電動機になるのはやはり凄いです。kurokawaさんも小さな電動スローフライヤーがサーマル大当たりで幸せな時間を過ごされました。

私は数年前からこの飛行会へGP機を持ってくるのはやめてしまった(地元ではほとんど飛ばせないので)のですが、大排気量エンジンをしっかり調整して楽しむのも今は逆にいいなと感じます。SSKさんのグレートプレーンのピッツはFF320が搭載されてますが、これのフライトは最高です。このエンジンが載るカブとなるとうちの車には乗らないのですが、(1機だけ・・・というのならなんとかなりそうですけど)ピッツやクリスティンイーグルだとコンパクトなので載りそうです。父が購入して箱にはいったまま眠っているFF320、一回くらいは空に上げてやろうかな・・と思うのであります。

今回の前半は内牧へ一泊し熊本市内へ一泊でした。熊本ではKANAMEさんとTOKUさんと遅くまでわいわいできました。いろいろ楽しいイベントはてんこ盛りの飛行会です。

定例飛行会も無事すんで(ミニエリプスだけ悲惨な事になりましたけど)今回は週末に開催されるグリーングラスE-JETラリー in 九州にちょっとだけ参加させてもらうため熊本駅近くの駐車場に車と機体を置いてJRで一時帰還しました。
日曜の午前中まで業務があったのですが、これを済ませて新幹線とリレーつばめで熊本まですっ飛んで行き、緑川のKFC飛行場へ向かいました。

私が到着したころには今回中京から遠征してくださったZEALの垣内さんはもうフェリーの時間もあって帰られた直後でした。しかも今回は黒澤さんもいらっしゃったという事で大変に残念でしたが、これでもスケジュール詰めて詰めての時間なのでしかたありません。

JEPEのF−16とSTUMAXのF−104は是非とも見学したかったです。熊本駅到着時にTOKUさんに電話したら、電話の向こうで聞いたことが無いようなダクトの快音が響いてました、あれだったのかも。

今回は愛知からpokeyさんが参加されています。ネット上では知っている方なのですが「どんな人じゃろぉ?」というのも今回の楽しみ。
聞き慣れた小径ダクトの音と一緒にセンス良くまとめられたスチレン機が軽快に飛んでました。

で・・皆さんが撤収始められてる頃に

ぱっぱといつもの3機の支度。へろへろ40も後でTOKUさんのデルタと(どちらも元ネタはスーパーマイト)こちらに到着して充電してたら日が暮れますので朝から自宅で充電してきたバッテリー、ハイペリオン800の調子の良い方をA-4に優先させたので104はちょっと眠そうなフライトでした。パンサーに載せたバッテリーは充電した方だったのかどうなのか・・・・ 怪しいフライトでした。
A-4がしっかりとんでくれたので満足満足\(^◇^)/ 熊本に車置いてる間に熱でフィルムたるたるになってましたが無事帰還。104も主翼ちょっと怪しかったですけど今回初めてごくらくトンボさんの目の前でフライト完了。父の友人であった三宅さんが熊本で104にトライされていたときにアドバイス頂いた方の様ですが、大勢のご縁でうちの104にも継がっている方なのであります。

これだから飛行機はやめられないのです。

閉会式だけちゃっかり参加して、もう少し時間があったのでオートジャイロを1フライト。風がほとんど無かったので機体持って走る走る走る。熊さんの芸は自分では見たくないのでありますが、いつのまにか先に帰られたLEONさんも戻っていらっしゃってジャイロ大御所のKATAYAMAさんも一緒にみんなでわいわいとネタ提供はできたようです。

というわけで、第1部阿蘇定例飛行会、第2部グリーングラスE-JETラリーin九州 最後だけちょっと参加も無事終了致しました。
さて・・・・ 懇親会であります\(^◇^)/

閉会式間に合わなくても後で懇親会あるから・・というTOKUさんの優しいお言葉によって今回のプロジェクトは実行されたのであります。
会場は定宿から歩いてすぐの所。
主催メンバーでも無いのに行っていいのかなとちょっと心配してましたが顔見知りの方ばかりであります。pokeyさんが目の前にいらっしゃいます。こんな面白い電動ダクト機を作る方が面白く無いわけが無く、いつのまにか熊本の人間でもないのに馬刺しの説明をしているしろくまでありました。

話のついでに衝撃の事実が(゚〇゚;)
TOKUさんは前に一緒だった時に一つ上というのは知ってた(最初同い年くらいかと 同い年みたいなもんですが)のですが、
だいぶ年上だと思ってたWBOさんが(゚〇゚;)(゚〇゚;)(゚〇゚;)   一つしか違わなかった衝撃の事実(゚〇゚;)
淡々と話されるA☆さん、冷静なフライトや確実な機体製作で やはり年上だと思っておりましたが 同級生(⌒∞⌒)
ついでにのんびりでIズミさんとご一緒されたいた方も 同級生(⌒∞⌒)

WBOさんいらっしゃったので大変ににぎやかで楽しかったというのはありますが、いつのまにか顔見知りになった良いメンバーで楽しくフライトもできました。満足満足。

懇親会終わったあとの写真見たら 自分だけ年下だと思ってたのは犯罪でありました(ノ ̄∞ ̄)ノ

pokeyさんだけ30代ですが 大きい目で見ればみな同年代なのであります。

あ・・・ 私は馬刺し食べてない (ーー;)

今回のお膳立て、実はWBOさんから熱心なお誘いがありまして参加させていただきました。またわいわいやりましょう。

抜け殻の様にホテルへ戻り、もう1杯だけ飲んでふらふらで少しパソコンつついて爆睡。
ゆっくり起きて、今回風の具合で一度も寄ってなかった大観峰へ向かいました。
走りながら歌ってしまうような快晴。ミルクロードから大観峰の展望台に黒山の人だかりが見えております。駐車場は車で一杯。トイレも女性用は長蛇の列で男性用にも割り込んでるような状況。観光に来るにはベストな天候でしたが、残念な事に風は北北西風速3m。グライダーには向きませんです。

天候だけはしかたありませんが、この人の多さの中グライダー担いで上がっていく元気は無く、モンキーでツーリングしてるグループ見て小排気量で来ようかと思ったり、上にいると1台は見るR1200GSを やっぱりええなぁ・・・とよだれたらしたり、R100RS見て聞き慣れた音に気付いたり、これはこれで楽しい一時であります。

フェリー乗り継いでKSRで来ると足と尾てい骨が大変な事になりそうです。
箱入りASKをR100に積んでくれば両立するのかなぁ・・とは思ってますが、牛乳いただいて日田へ向かいました。

事前のWBOさん情報で教えていただいていたお店を回るのであります。

麺食べ歩きツアーなので、戸無しの蕎麦は残念ながら今回パス。日田駅側の

蔵屋」さんであります
ここにあったのに何故気付かなかったんだろ
ベーシックな天ざるうどん
このうどん、見た目普通ですが細いのに上品な腰(どんなんだ)があり、いくらでも入ります。讃岐の「どうじゃい!」みたいなうどんも美味しいですが、九州の基本がしっかりしてるうどんも美味しいのです。さらに添えられている天ぷらもかりっとほっこりと美味。
日田でうどんをと特に意識したことはないのですが、大分道山田SAのうどんやさんも美味しい天ぷらがどっさりです。
一息つかせていただきました。

そして・・・
 杷木の「和さ田」さん
8月ののんびり飛行会から帰った翌週、浮羽の親類の仏事でまた九州に来ていたのですが、帰った後でWBOさんに教えて頂いた蕎麦屋さん。
 盛り蕎麦
新蕎麦なのか画像ではわかりませんが薄緑かかった絶品の信州蕎麦。辛み大根も主張しすぎず良い風味であります。 浮羽の親類の寺から車で5分の場所にこんなお店があったなんて感動であります。

セットだと地鶏ステーキもついてます。柑橘の酸味が良く合います。いやぁ・・・ 美味しいであります。小鉢も付いていたのですが、撮影前に食べてしまいました。

白濁したそば湯も美味しいのですが、ここのそば湯はすっきりと透明。しかしルチン抽出溶液かの様に香りはみっちりでいくらでも入ります。

おかわりしようと思いましたが(日田でうどん食べたことはおいといて)丁度蕎麦が切れて打ってるところという事で次回の楽しみに山かけ蕎麦は置いておきます。
11月3日に私の祖母の弟さんの法事が浮羽であるのですが、自坊の予定が詰まっていて私は行けないのがよけいに残念。

あの頃だと大分道の杷木から甘木あたりは柿の色で山が染まります。

このまま帰るのもったいないな・・と走ってましたが 小倉南で一度降りて

最後に平尾台にちょっと寄ってAluraを10分ほどフライトでしめくくり。

そんな事考えながら九州道中国道山陽道経由で帰還。
途中で晩ご飯食べて帰ってねという事で下松SAで皿うどんを何気なく頼んだら、巨大皿うどんでびっくり致しましたが、これも美味しくいただいて7時過ぎに帰宅。

良い天候と良い人に恵まれた最高の秋の遠征でありました。





2007/10/23