浄土真宗 人に聞けない質問箱
作法や習慣に関しましては、地域や宗派によって様々でございますので、あくまでも安芸教区(広島県西部)の広島市旧市内のものをしてお考え下さい。詳しくは、地元のお寺さんへ、ご遠慮なくお問い合わせ下さいませ。
Q11 葬儀に参列するときの基本
一般の方は普段あまり葬儀に参列されることは少ないと思います。地域のつながりが強い地域では近隣の葬儀のお手伝いをされる事も多いかと思いますが、細かい作法は地域によって千差万別な部分もあります。
一番確かなのは地元の年配の方に聞くという事なのですが、基本的な事を数点示しておきます。
- 葬儀やお通夜に参列される場合は、会場の場所・開式時間・駐車場の有無(車で行かれる場合)・交通手段などをあらかじめ正確に調べておきます。(直前になってあわてても遅いです)
- 参列される式の宗派は必ず確認しておきます。
- 会場へは時間ぎりぎりではなく、少し余裕をもって早めに行くようにしましょう。
- 式場に入られたら雑談などは控え静粛にします。(重要)
- 式場ではご本尊がもっとも上座となります。おしりや背中を向けるのは失礼な事です。ご遺族の方にご挨拶される場合もご本尊やご遺体に背中を向けないように気を付けましょう。
- 席はなるべくつめて座るようにしましょう。
- 式中にご焼香に出られる場合は、自分の順番が来たら速やかに出て、後の方の迷惑にならないようにしましょう。やたらと順序を譲られる方がありますが、これは後から焼香に出られる方にとって大変に迷惑です。順序良く焼香しましょう。
- ご焼香で席を立たれる場合など、式で緊張されているせいか突然雑談をされることが多くなります。私語は式が終わって帰られるまで絶対に慎みましょう。(式中の静粛を乱すのはご遺族に対して失礼な事です)
- 式中のひそひそ話は大変に響きます。また普通考えればあり得ない事ですが緊張の中話に没頭するあまり回りの事がわからなくなり大笑いさえされる方がいらっしゃいます。大変に不謹慎です。
- 亡くなられた直後にお悔やみに行かれたり、通夜の席上でご親族の方に故人の死因や病気の事をやたらと聞くのはあまり好ましくありません。ご挨拶は手短に済ませる事を心がけたいものです。
- 通夜や葬儀の会場では、携帯電話の着信音には気を付けましょう。厳粛な式中にけたたましい着信音が鳴り響くのはどう考えても不自然ですし、故人やご遺族の方に大変申し訳ない無礼な事です。又、喪主の方も連絡等で携帯電話が有用ですが、式中は電源を切りましょう。
- 通夜や葬儀の時間がわかっているなら、その時間帯のご自宅への電話は控えましょう。
- 葬儀は趣味や教養の発表の場ではありません。葬儀の進行を乱すようなイベントは避けましょう。
- 弔辞はやたらと難しい言葉を使う必要はありません。「幽冥」「冥土」「草場の陰」「天国」等、あまり適切とは言えない言葉を無理に使う必要はありませんし、言葉によっては故人への冒涜の意味となってしまいます。平易な文章を心がけたいものです。
やたらと難しく考える必要はありませんが、亡くなられた方との最期のお別れの儀式です。大切に参列させていただきましょう。
お念珠や聖典を持参される場合は丁寧に取り扱って下さいね。